大学生

友達がいない大学生のためのトリセツ

結論

早く作らないとグループが固定化する

早く友達を作らないと、チャンスがどんどん減っていきます。

その理由は、グループが固定化してしまうからです。

もちろん、大学2年、3年、4年になっても、大学内で新しい友達を作るチャンスがないわけではありません。

しかし、入学して間もない1年目に比べると、圧倒的にチャンスは減ってしまうということを押さえておいてください。

初対面の相手と、いきなり理由もなくLINE交換できるチャンスなんて、アイスブレイクのときくらいなものです。

友達がいないと困る

友達がいないと、困ります。

大学に友達がいない人の中には、地元の友達がいるから、バイト先に仲のいい同僚がいるから、という理由で、大学内に友達が必要ないと考える人もいるかもしれません。

繰り返しになりますが、大学に友達がいないと、困ります。

具体的にどのような場面で友達がいないと困るかというと、「情報共有」が必要になる場面です。

大学生活において、情報は大切です。

そして、その典型が、試験対策にあると言えます。

普通、だいたいどの大学でも、試験前になると試験範囲の情報が回ってきます。

教員が、授業内で試験範囲を示してくれることもあれば、まったく示されない場合もありますし、同じ授業であっても、教員によって試験範囲を示す人とそうでない人に分かれることも普通に起こります。

つまり、試験範囲を知っている学生と、そうでない学生がいるんです。

授業全体の内容を全て復習するのと、予め示された範囲だけ対策して臨むのとでは、後者の方が成績が高くなるのは言うまでもありません。

極端に言ってしまえば、頭のいい学生が試験範囲を知らずに望むよりも、そんなに真剣に授業に出なかった学生が試験範囲だけ対策して望むのとでは、後者の方が高い評価を得てしまうことだってあるんです。

このように、試験ひとつ取っても、友達がいない大学生がいかに不利であるかを理解できると思います。

もちろん、友達がいないと困るのは試験のときだけではありません。

効率よく卒業できるように履修を組んだり、楽単を教えてもらったり、稼げるバイトを紹介してもらったり、就活対策を一緒にしたりと、友達から入ってくる情報ほど貴重なものはないんです。

大学生活がつまらないまま終わる

大学の中に友達がいないと、大学生活が困るという話をしてきましたが、そもそも、友達がいないと大学生活がつまらないまま終わってしまいます。

これが一番大きいかもしれません。

もちろん、大学にそんな楽しみを求めていない、もう卒業後に目を向けている、バイトに生きる、など色々な考え方があるかもしれません。

でも、大学は、学生でいられる最後のチャンスであり、「学生時代の友達」というものを作れる最後のチャンスなのです。

少なくとも、いないよりはいた方が楽しいのは言うまでもありません。

大学で友達を作るということが、ものすごく難しいことであるならば、作らないという選択肢もあるかもしれませんが、この記事の後半で紹介するように、友達を作ることが簡単なのですから、やっておいて損はないというのが事実なんです。

一人で、孤独で、ぼっちでいるよりも、しゃべる友達の一人や二人いる方が、楽しいに決まっていますよね。

友達を作れる人の行動パターン

自ら行動している

友達がいる人、友達が多い人って、どういう行動を取っているんでしょうか。

答えは簡単です。

自ら行動しているんです。

当たり前ですよね。

自分からなにも行動しなければ、向こうから自動的に友達がやってくるということは絶対にありません。

でも、逆に言えば、自分からほんの少し行動してみるだけで、友達は作れるんです。

もちろん、大学生だからって、必ずサークルに入らなければ友達を作れないなんてことはありません。

事実、片道2時間もかけて通学しなければならないために、サークルに入れなかった大学生でも、友達が多かった人を何人も知っています。

そして、友達を作る行動といっても、特別なテクニックや才能が必要なわけではありません。

コツはこの記事の後半で紹介しますが、基本的には、同じ授業を履修している人、たまたま近くに座っている人と、しゃべってみるのが第一歩なんです。

もちろん、同じ高校出身の、元から友達だったというパターンもありますが、ほとんどの大学生は、大学に入って初めて顔を合わせた初対面同士なんです。

みんな、スタートは一緒なんです。

友達がいる学生は、自らほんのちょっと行動しただけなんです。

相手のためになることをしている

ここまで、大学で友達を作るためには、自ら行動を起こさなければ変わらないということを紹介してきました。

そして、行動といっても大げさな話ではなく、身近な人に声をかけてみるだけでOKという話をしました。

それが事実です。

でも、ただ話しかけるといっても、友達がいる人とそうでない人には、ちょっとした違いがあるんです。

その違いとは、相手のためになる話しかけ方をしているかどうか、という点です。

例えば、ちょっと想像してみてください。

あなたが、大学の教室の中で、一人で座っているとします。

そこへ、知らない学生がやってきて、「LINEを交換しませんか?」といきなり言われたら、どう感じますか?

不自然すぎますよね。

なぜ不自然なのかというと、そこにLINEを交換する必要性がないからです。

友達を作りたい、まずはLINEを交換したい、という目的は、相手のためになっていないからなんですね。

では、相手のためになる話しかけ方とは、どのようなものなのでしょうか。

例えは、あなたが教室の中に一人でいるときに、同じ授業を履修している人から、「この前出された課題はもうやりました?」とか、「どこまで進みましたか?」とか、「自分はやりはじめたんですが、大変ですよね」とか、共通点のある話題を出されたら、どうでしょうか。

話しかけられた相手も同じ課題を抱えているのですから、周りの人の進捗が気になっているはずなので、自分はここまで進めたとか、課題の内容に分からないことがあるとか、何かしら会話が生まれるはずです。

それが、相手のためになる会話なんです。

相手に、なにか特別な、貴重な、情報提供をする必要なんてありません。

同じ授業を履修している仲間なんですから、課題の大変さを共有したり、少しでも楽になるような情報、気づきを共有するだけでも、ものすごく大きな情報源になり得るんです。

それがやがて、教科書や資料をコピーし合ったり、情報を共有し合ったりする仲になり、必然的にLINEでも繋がる理由になっていくんです。

ちょっと想像してみてください。

大学で誰かに話しかけられたときに、いつも同じように、「教科書見せて」だけだったら、その人と友達になりたいなんて思いませんよね。

自分の利益ではなく、相手の利益になる会話をしてみるのが、友達になる第一歩なんです。

自立している

深い友達でも、浅い友達でも、気軽にしゃべれる友達を作ったら、気をつけたいことが一つあります。

それは、自立するということ。

友達が多い人に限って、一つのグループの依存していないんです。

もちろん、仲のいい友達が何人か集まれば、必然的にグループが形成されますし、そのグループで行動することが多くなるでしょう。

しかし、だからといって、そのグループに依存してしまっていると、そこで友達を増やすチャンスが止まってしまうんですね。

仲のいいグループに属していると、居場所がある安心感から、新しい友達を作る必要性を感じなくなってしまうもの。

でも、2年、3年と年を重ねていくと、1年目に作った友達と別の道に進むケースもあり、疎遠になったり、また一人ぼっちになってしまう可能性だってあるんです。

居心地のいいグループに所属することができたとしても、たまには一人でランチするとか、しゃべったことがないクラスメイトに話しかけてみるといった行動が、後で大きく響いてくることを、忘れないでください。

まとめ

よっ友でもいいから広げておく

大学の中で顔は知っているけど、挨拶しかしない知り合いのことを、よっ友といいますよね。

よっ友がいると、大学内ですれ違う度に声をかけなければいけないので、ちょっと面倒に感じることもあります。

でも、よっ友でもいいから、作り、キープし、維持しておくべきだと思います。

なぜなら、大学における友達は、どのように繋がり、切れていくか予想もつきません。

仲良くなったはずの友達と、履修している授業が離れてしまったり、親友がいきなり退学してしまうこともあります。

1年のときにできたグループが、4年までそのまま続くとは限らないんです。

逆に言えば、顔を合わせたときに挨拶をする程度だったよっ友と、3年、4年で繋がって、そこから一番近しい友達に発展するケースもあるんです。

よっ友でもいいから、友達を作るということをないがしろにしてはいけない理由が、ここにあるんです。

コストをケチらない

大学生にとって、友達を作ること、友達と一緒に行動することに、コストがかかるというのは大きな問題ですよね。

本当は、ランチにおにぎり一個で十分なのに、学食に付き合わなければならずにランチ代がかさむなんてことは、日常茶飯事です。

カフェでお茶したり、飲み会に誘われたりしたら、さらに出費がかさみますよね。

でも、そのコストをケチっていては、友達なんて作れません。

本当は家に帰って一人でゲームをしたい、勉強をしたいと思っていても、多少は時間を削って、人付き合いをしなければ友達は維持できないんです。

それは、社会に出ても同じこと。

もちろん、無理する必要はありませんが、多少の我慢も練習なんです。

会話に慣れるしかない

友達がいないという状況を打破するためには、自ら行動することが必要と紹介してきました。

そして、その行動とは、相手のためになる話しかけ方をするということを書きました。

それが答えです。

ですが、しゃべりかけるのが、難しいんですよね。

でも、会話だけは慣れるしかありません。

大学の中で初対面の人にどんどん話しかけるのが最大の練習になりますし、今の時代、オンラインでしゃべれる場はたくさんあります。

本気で変えたい場合は、緊張しなくなるようにトレーニングしてくれるプロのコーチだって、オンラインですぐ見つかる時代です。

自分に合う方法を見つけて、初対面の人とどんどんしゃべることで、初対面の人に自然に話しかけられるようになります。

そもそも、将来、好きになった異性に話しかけるときに、緊張してガチガチになっていたら、成功するはずないですよね。

友達作りも恋愛も、会話が成功の鍵であり、会話は慣れていくしかないんです。

繰り返しになりますが、会話は慣れです。

オンラインでもオフラインでもいいので、今すぐに初対面の相手と会話をする練習を始めるのが、友達を作る第一歩なんです。

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